「産業アスレティックトレーナー」のウェビナーに参加しました
こんにちは。ゆうこりんです。
先日、株式会社ユーフォリアさん主催の『楽天グループのWell-being経営を推進する企業専属アスレティックトレーナーの役割とは?』というウェビナーにオンラインで参加させていただきました。
おそらくメインターゲットとしては、
- 今後産業アスレティックトレーナーとして活動したい方
- 産業トレーナーの取り組みに興味がある企業担当者の方
へ向けて、
「産業アスレティックトレーナーってどんなことをするの?」
「企業の健康経営にとってどんなメリットがあるの?」
ということを知ってもらうためのイベントだったのかなと思います。
私はユーフォリアさんのメーリングリストからご案内をいただいて、こちらのイベントを知りました。
ウェビナーの感想
参加させていただいた率直な感想としては、非常に勉強になり、とても貴重なお話をお伺いできてとても良かったです。
ご登壇されていた下竹さんがどのような経緯で現在のお仕事をされるようになったのか、
また楽天のような世界的な大企業が従業員のウェルビーイングをどのように経営資源と捉えて重視しているのかなど、
動画や実際の活動の写真、ある1日の流れなども交えて詳しくご紹介いただき、気になっていたことが大変よくわかる非常にポジティブなプレゼンテーションでした。
印象的だった話
中でも印象的だった内容としては、
- 楽天のウェルネス部は2019年に発足していて、少しずつチームとしても大きくなり、どんどん体制を強化されている
- 楽天健康宣言「Well-being First」を掲げ、会社全体として社員のウェルビーイングの向上を非常に重視している
- データを収集・分析し、より緊急性が高く重要な課題を狙って計画的にアプローチをしている
- 運動に興味がない社員をどう巻き込むか、楽しく実施してもらえるかについていろいろ工夫されている
- 社員の働き方はフレックスで、お昼の時間にヨガのクラスなどに出席したぶんの勤務時間を各自で調整できるなど、制度が整っている
- 本社内のフィットネスジムがさすが、めちゃめちゃ充実している
などがありました。
社員のウェルビーイングはどんな規模でも重要
楽天ほどの大企業となると、ウェルビーイングを推進する専門の部署を持って、社員が勤務時間内でもフレキシブルに運動に参加できる制度を整える余力があり、オンラインで支社と繋いで全社イベントを中継したり、社内にスタジオが併設されたフィットネスジムを設置できるなどソフト・ハード面ともに充実しているので、ここまでの大規模な取り組みを実施できるのだと思います。
ですが、会場からの質問にもありましたが、ここまで充実したシステムや設備はない小さな規模の会社でも、社員が心身ともに健康で常に良いコンディションを保ち、日々良好なパフォーマンスを発揮できる環境づくりを整えていくことは、小さなことからでもできることはありそうだなと感じました。
ただ、目の前のタスクや仕事に追われてそこまで社員の健康を気遣う余裕がなかったり、
あるいは、「社員のコンディションが会社全体の生産性に大きく影響する」という実感がない、その重要性に気づいていないということがまだまだ多いのかなと思います。
アメリカでは、いわゆる“Athletic Trainers Working in Occupational/Industrial Setting”といった職務は広く知られており、工場や倉庫などで働くフィジカルワーカーの人たちの労災を減らすことも大きな目的の一つとして、「産業アスレティックトレーナー」の職域は近年拡大しています。
私も個人的に、何か症状を訴えて医療機関を訪れた人たちだけでなく、全ての生活者の心身の健康増進・ウェルビーイング向上に貢献できる仕事を増やしていきたいと考えているので、今回のウェビナーでのお話は非常によい学びの機会となりました。
まとめ
以前から楽天の企業専属アスレティックトレーナーとして働いている方の話は耳にしていて、実際の活動内容や企業としての姿勢にとても興味があったので、メールで今回のイベントを知って参加申し込みをさせていただきました。
1時間という短い時間でしたが、とても内容の濃いお話で、たくさんの学びがありました。
現地でオフライン参加されていた方は、どんなトレーナーさん・企業の方が多かったのかな〜というのも気になりますね。
私も看護師/アスレティックトレーナーとして、またスポーツ医科学を専門にするグラフィックデザイナーとして、今後さらに多くの人々の健康増進に寄与できるような仕事や活動をしていきたいと改めて考えさせられた、大変貴重な機会でした。
ありがとうございました。