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【箱根】COLORS/ポーラ美術館

yuko8822

最近とても大切にしていることのひとつに、「行けるタイミングがあるなら、行きたい展示や美術館にはなるべく行く」ということがあります。

というのも、数年前までは「気になるけど、いつか」「また今度、機会があれば」などとあっさり興味を手放すことがついつい習慣になってしまっていて、そのせいでいろんな”そのときできたはず”の体験の機会をたくさん逃してしまったな…という反省があるからです。

そんなわけで、記事にするのは少し遅くなってしまいましたが、この春、小田原在住の友人に会いに行くついでに、ひとりで箱根にあるポーラ美術館を訪れました。

このときは「COLORSー色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」という、色彩をテーマにした企画展をやっていて、これは見てみたいな〜と思っていました。

この日の天気は雨でしたが、霧がかった森の中にある美術館の、落ち着いた静寂な雰囲気がとても心地よかったです。

エントランスもすてき

撮影が許可されていた展示の中から、特に印象的だったお気に入りの作品をいくつかご紹介します。

クロード・モネ『睡蓮の池』

☝︎こちらは「緑」をテーマにしたコーナーで。みずみずしい睡蓮のお庭が美しい。モネの「睡蓮」の絵画はとても有名ですが、睡蓮をモチーフにしたモネの作品って、実はめちゃくちゃいっぱいあるのです。

フィンセント・ファン・ゴッホ『アザミの花』

☝︎こちらは荘厳な額も素敵。ゴッホといえば「ひまわり」のイメージが強いですが、こちらのアザミの花を描いた作品も、グリーンとブルーが力強くてかっこいい。
帰りにミュージアムショップでこの作品がデザインされたブックマーカーを購入しました。ブックマーカー、ついつい買っちゃう。

アンリ・マティス『オリーブの木のある散歩道』

☝︎左上の、筆のタッチが荒々しく残ったピンクとブルーの空の部分がいいなと思いました。こういう画風を模索していた時期の作品のようです。

アンリ・マティス『リュート』
奥は『ジャズ』

有名な海外の巨匠たちの作品のほか、現代の日本のアーティストの方々の作品もたくさん展示されていました。

山本太郎『Great Wave』

☝︎カラフルなポップアート。こういう、目が覚めるようなビビッドな色使いがすごく好きです。シルクスクリーンの作品。実物はもっと鮮やかで綺麗でした。

草間彌生『無限の鏡の間-求道の輝く宇宙の無限の光』

こちらは少人数で鏡ばりの部屋に入って鑑賞する、草間彌生さんのインスタレーション作品。係の方がストップウォッチを持って30秒ごとにお客さんをこの中に案内していて、とても忙しそうでした笑。

まとめ

今回、初めてポーラ美術館に行きました。
一人で解説も読みながらゆっくり回って、常設展もなんとなく見て、ミュージアムショップでお買い物をしても3時間もかからないくらいで周りきれるくらいの、ちょうどいい規模の美術館です。強羅駅から無料のシャトルバスが出ており、静かな場所にあるのにアクセスがよくていいですね。

箱根には他にもたくさんの美術館があるので、また改めてゆっくり訪れたいです。
大涌谷や、芦ノ湖、ロープウェイなど、ザ・箱根!って感じのスポットも行ってみたいです。

ゆうこりん
ゆうこりん

私は関西出身で、箱根ビギナーなもので…

他にも箱根登山鉄道に乗ったり、小田原城の中まで入ったり、友人とちょっと初見には入りづらいけどアンティークな内装とカフェオレのパフォーマンス(?)が最高だったカフェの話も書きたかったのですが、今回はこのへんで。本当はもっとタイムリーに書きたいところです。

こういう、面白い、印象的だった、かっこいい、美しい、好きだな〜などと思う一つひとつの体験や感動が、自分の精神面の豊かさに大きく影響するんだなと最近は特に感じています。

ABOUT ME
ゆうこりん
ゆうこりん
グラフィックデザイナー/看護師/米国公認アスレティックトレーナー
看護師→アメリカ大学院に進学し、米国公認アスレティックトレーナーの資格取得。帰国後、スポーツメディカルに関するさまざまな活動に参加するなかで、より良い「見せ方」や「伝え方」について強く関心を持つようになり、基礎からグラフィックデザインを学ぶ。現在は非常勤で整形外科クリニックに勤務しながら、スポーツ医科学やヘルスケアに関する企業・団体・サービス向けにデザイン制作を行なっている。
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