DESIGN

【プロセス公開】「白くま隊」のチームTシャツをデザインしました

yuko8822

アウトドアスポーツ専門のトレーナーチーム「Poler Bear Trainer’s Team」(通称:白くま隊)さんのチームTシャツのデザインを作成させていただきました。

先日、ご依頼をくださった代表の浅井さんから、Tシャツが完成しました!とわざわざ写真を添えてご報告をいただきました。

写真:浅井さんからご提供
ゆうこりん
ゆうこりん

普段はデザインデータを納品したあと、実際に商品になった様子や使用されている場面を見れる機会もなかなかないため、このようにご連絡をいただけることはとっっても嬉しいです!

せっかくなので、今回の案件について、ご依頼をいただいてからヒアリング、ラフ作成、デザイン制作、修正、完成までの流れを簡単にご紹介します。

※全ての案件についてまったく同じように進めていくわけではありませんが、なんとなくプロセスをイメージしていただけるといいなと思います☺️

デザイン制作の流れ

1.ヒアリング

デザイン制作のご依頼をいただいてからzoomなどで1時間ほどお時間をいただき、お話をうかがいます。Tシャツ作成の理由や目的、デザインのイメージなどについてヒアリングしました。

今回のご希望は、

  • テーマ:カレッジロゴ風、かわいい
  • 目的:救護の活動中に着る。同じTシャツで揃えることでチーム感を出したい。
  • カラー:1色。濃い色の生地に、白や黄色でプリントを想定。
  • その他:「白くま」をモチーフに、”トレーナー感”はあってもなくてもいい。

ということで方向性を一緒に整理しました。

打ち合わせしつつ、ちょっとした近況報告なんかもできるとより楽しいです。もしご都合が合えば、オンラインではなく直接お会いしてお話をおうかがいするのも私は好きです。

2.ラフ作成

打ち合わせで共有したキーワードをもとに、参考になるものをリサーチしつつイメージを膨らませ、ノートに手書きでラフスケッチを描いていきます。

手書きラフの一部。
あくまで自分用のメモなので、雑多ですみません

「かわいくて、頼れる白くまさん」をイメージし、小物やポーズなども考えていきます。ここは最も大変な過程のひとつですが、同時にとても楽しいポイントでもあります。

3.デザイン制作

なんとなくイメージが掴めてきたら、いよいよパソコンの出番。手書きのラフとメモをもとに、デザインを作っていきます。

簡単なアイコンのようなものであればIllustratorだけで作りますが、今回のイラスト部分はiPadで描いたものをIllustratorに取り込んで、パス化してデザインに使用しています。

今回は最初にイラストを2パターン作成し、2案を提案させていただきました。

実際にお送りしたご提案資料から抜粋

初回のご提案ののち、今回は「A案」をベースに仕上げていくことになりました。

4.修正案〜完成

イラストを清書して、2回目はデザインを4パターン作成してご提案しました。

実際にお送りしたご提案資料から抜粋

この中から4つ目のD案をお選びいただき、デザイン決定となりました。

その後、パスを整理したり余白を微調整したりしてデザインを整え、入稿用のデータをお渡しして納品となります。

おまけ

後日なんと、完成したTシャツの写真だけでなく、実物も送ってくださいました!

ステッカーも作ってくださったそうです
ゆうこりん
ゆうこりん

嬉しいです!!!

さっそくブルーの方をジムで着てみました。ドライな生地で着心地もいい。

Sサイズを着用

スポーツやアウトドアシーンをイメージしたグッズやロゴのデザインは、さまざまなデザインワークの中でも特に好きなジャンルの制作です。

Polar Bear Trainer’s Teamさま、この度はご依頼いただきありがとうございました。

こちらの案件に関して、クライアントさまのご了承をいただいてブログでご紹介させていただきました。

ABOUT ME
ゆうこりん
ゆうこりん
グラフィックデザイナー/看護師/米国公認アスレティックトレーナー
看護師→アメリカ大学院に進学し、米国公認アスレティックトレーナーの資格取得。帰国後、スポーツメディカルに関するさまざまな活動に参加するなかで、より良い「見せ方」や「伝え方」について強く関心を持つようになり、基礎からグラフィックデザインを学ぶ。現在は非常勤で整形外科クリニックに勤務しながら、スポーツ医科学やヘルスケアに関する企業・団体・サービス向けにデザイン制作を行なっている。
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